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矢吹丈のように燃え尽きて真っ白になりたい漢の愛とストイックな生活の記録
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バイクからトランジションに戻ってきたら、
さっきの雨で脱ぎっぱなしのウェットなど、どろどろ。

靴下はいてランシューズを履く。
ここまで順調。

スタートと思いきやエリアから出てく方角を間違える。
オフィシャルの人に呼び止められて気づく。



ありゃあ・・・
と思うも
まあええか
てな感じで、手元のジェルを飲み切って、
気を取り直してスタート!

走り始めはゆったりと。
何度かのブリック練で最初の2、3kはランの動きが鈍い事は自覚している。
そこを乗り切れば、ラン本来の力が出せる。
最初は我慢。

過去2回の舞洲のようの息苦しさはなし。
いい感じだ。

ただ気をその事に向けると息が吸えなくなる感覚が一瞬。
気合いで頭から振り払う。
普通に走れる。
大丈夫。

言い聞かせる。

写真を見ると、
腕にGPSセンサーつけてますが、電源がオフになっておりペースわからず。
テンション的に数字は、もうどうでもいいやとなっており感覚で走るのみ。

最初の2、3kは4分半前後ぐらいだったかと思います。

ただ、最初から太もも内転筋が攣りそうな感覚強し。
何回もクランクストップをプッシュする。

4分半前後ぐらいだと、
やはり自分を抜いていく選手も若干名いる。
感覚的には、まだ我慢の境地。

コースは歩道橋の方へ。

えっ!ここ登んの?
とびっくり。

き・つ・い



内転筋がヤバい。
スローになる。
何とか持ちこたえる。

登り切ると下り基調。

そう、このコース設定が走りを変えた。

自然に下りでスピードが増し、呼吸も余裕ができ思考回路に余裕ができた。

何か、急に楽に走れるフォームはないかと頭の中をぐるぐると駆け巡る脳内細胞。

下りの為、前傾姿勢だったのも幸い。
彦井さんの理論、ランは脚の裏側で走る。
ハムを使った走りをしてみる。

いい感じだ。

ただ、もっと上の部位で走れそう。
フォームを微調整。
そう、お尻の付け根で走る。

これはいい!!

内転筋への負担が少ない。
気になる程度が少ない。
これでスピードアップできそう。

あと、上半身も窮屈だった感じが急にしゃんとして力が抜けた伸びる感じになった。

快適だ!
いけるいける!




後半に備えて、
塩タブレットを一粒もらって一口のアクエリと共に流し込む。
残りの距離ならもう補給はいらん。

多分、気温もそこそこ上がってたんでしょうが気にならず。

この、フォームを変えた所からじわじわとスピードを上げていきました。
最後の2、3kで出し切る余力は残しつつ。

途中でアキさんとすれ違い、声をかける。
あとでメールをもらいましたが、シャンとなったみたいでよかったです。

今回はチームの応援もないですし、
親戚の方と妻もおりましたが、ランの時は気づくこともなく、
かなりランに純化しておりました。

今思い返すとかなりデロッとしたシュガーな気持ちになります。

レースは後半になります。

前述の歩道橋を2周回目で登って500m先ぐらいで折り返し、
そこからゴールまでおそらく2〜3kぐらい。

歩道橋を下った直後からその勢いを使って、
ゴールまで全速力のノンストップハイ特急の決意。

下り切ってGO!



この時点でおそらくキロ4分ジャストぐらいか?

しばらく走ると、その自分よりも速い選手が2名追い抜いていく。

目測、自分よりもレベル1とレベル2速いと思われる。

いつもならここで、マイペースの全速力でその選手を見送ったと思うけど、
なぜかレベル1上の選手に着いてったれ!!という気持ちがふつふつと涌き上がる。
(レベル2の人はちょっと無理だった)

最高に苦しい。
ちょっとでも気を抜くと千切れていく。
けど、折れない。
絶対、いけるとこまでいく。
途中で力尽きたら尽きてもいいや。
脚も苦しいが最高!

俺、開放中!

やり切ってる!

これが殻を破った時間。
着いて行ったこと。
折れなかったこと。
自分の限界の感覚を越えたこと。

レースに話を戻そう。

向かい風区間があり、
そこでじりじり離されていく。
前傾を強くして小股でケイデンスを上げる。

ちょっとずつ差が開いていく。
ただ、諦めん。
自分なりの全力で維持。

ゴールが近づいてくる。
周りの今までイーブンペースで走ってた選手も、ゴール前の知り合いなどの応援で最後のスパートを仕掛けてくる。

今までちんたら走ってた奴に負けるかよ!

負けん気も全開。
ひととき、抑えてしまっていたが最後の力を振り絞る。
再び全速力ダッシュ。
ここでも脚が回る回る。

その中に一人、赤の水玉、山岳賞ジャージの選手もダッシュ。
ちょっと体がごつく、そんなに持たんやろうと思っていたものの意外と粘ったスパート力。
相手もスピードが落ちない。

どんどんスピードは上がる。

さっきの一旦離されてしまったレベル1上の選手にも追いついてしまった。
そんな彼はもう一周あるのかゴールの方には行かない。

フィニッシュラインに向けて180度近くUターン。

山岳賞ジャージの選手もまだ粘る。

やるな、こいつ。

けど、ぜってぇぇ、こいつには負けねえ。


その一心。

最後の直線、意外に長い。

最後の最後に最高に苦しいが、負ける気がしない!

一瞬、相手方がアタック。
1mぐらい離されるも、何故か冷静にその瞬間、
こいつ、このあともう力ないわ。
と走りを見ながら感じる。
ゴールテープまではあと2、30m

最後のアタック!!

ほんと、最高に気持ち良かったなあ!!

差し返したったっ!!!

やったぁぁぁーーーーー


大声で叫んで、
両手を上げてガッツポーズ!!



苦しさ、
この瞬間吹っ飛んでました。

手元の時計は41分台だったものの
オフィシャルは40分ジャスト。
(どこからどこまでの計測かわからないので手元の時計は大体のもの)

やり切りました。
出し切りました。



最後のアタックも負けんかったので気持ちいい。
最高の笑顔でレースを終えました。

目標の2時間半は切れなかったけど、
充分、それを狙える力は自覚できた。

そして、ひとつ殻を破った。

今後、レベル1の人に着いて行ったスピードを10kに近い距離を通して出す。
これが僕の次のステップ。

40分ジャストの素晴らしい記録も、
あのレベル1の選手と最後の山岳賞ジャージの選手の引きがあっての記録。

自分だけの力ではない。
非常に感謝している。

最後の2、3kの自己感覚スピード、キロ3分半前後

ちなみにラン時の最大心拍数192

ポラール買ってからの最大数値でした。

まだ、ゆける。
始まったばかりだ。

レース後は過去2回よりも遥かに大きい充実感に包まれていた。


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自己紹介:
指宿在住 36歳
10代はプロレスラーになりたくて、20代は音楽と写真に傾倒の文科系、30代で体育会系に戻ってまいりました。
2014年1月大阪より鹿児島県指宿市に移住。

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