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矢吹丈のように燃え尽きて真っ白になりたい漢の愛とストイックな生活の記録
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行って参りました、

徳島は日和佐の千羽トレイルへ。

今回も長いので三部構成で。



昨年は直前の練習で足を痛めてしまいDNSだった為、
今年は初参戦で雪辱です。

ターゲットタイムを定めます。

昨年の記録から見ると、
まつけんさん 4時間10分
マルイさん  4時間27分

マルイさんの去年の4時間27分を切れたらいいだろうと思って、
ターゲットタイムとしました。

体調は自分としてはまずまず、
頻尿の薬の影響で当週は便秘がキツかったのでしたが、
薬を止めて、前日、当日と幾度の発奮(発糞)で、
何とか気持ち悪さを回避。

ただ、調子にのって、前夜、当日朝と食べすぎたかもしれません。
後ほど語りますが、
今から考えれば体が重かった原因の一つなのでしょう。

日中の気温は予想10°前後。
年末の六甲縦走と同じぐらいで、トレランにしては高めの気温。
軽装で、スタートから防寒の必要はないように思われます。

天気も快晴でトレラン日和。
最高でした。

開会式ではシルベストで選手宣誓。
ニシキャップの激昂に復唱返しでテンション盛り上がり。
(誰かビデオ撮ってないかな?)



前夜、
「どうしよ〜かなあ〜」
と、弱気だったキャップからは考えられない本番の強さに惚れ直しました。

スタート前はトレラン独特のゆる〜い感じで興奮することも無し。
とりあえず最初は渋滞への巻き込まれを避けるため、ペース早めで。

みぞさん、ダイスケさん先頭でサァーッと小さくなっていきますが気にせず、
僕はマルイさんを見つけて、同じポジションで陣取ります。



フジモさんが、僕の予想よりも早いペースで先頭集団の方に付いて行ったのを見たので、
レベルが相当上がったのかとちょっと焦りましたが、人は気にしないようにと落ち着かせました。

が、身体は正直、スタートしてから既に太もも辺りがピクピク。
ずっと続く階段の負荷に走り続けるのがしんどくなってきます。



1〜2k辺りで、まずマルイさんに付いて行くことができなくなりました。
無理をしようにも力が出ない感じで、
先が長いことからマイペースを心がけます。

ただ、調子が悪いことは確かなようです。
思い返すに調子がいい時は、この階段地獄も動き続けられるベースがありました。

直前の、箕面で全然走れなかったイメージが蘇ります。
原因を辿るに、これとしたはっきりとした物を突き止めることもできず。

年末の六甲縦走時は走り切れていただけに余計首を傾げるしかありません。
年始の食事などで見掛上の体重は変わっていないものの、
内部の構造が少し陰に変化したんでしょうか?

直前の食い過ぎもあったかもしれません。

何にせよ、
ターゲットタイムのペースがわからないので不安が押し寄せます。

この地点では、
マルイさんが走っていたペースが昨年と同じものと思っていたので、
ひょっとしたら、5時間切るのが精一杯かもしれないとダウナー気味になる。

2〜3k地点ぐらいで先頭集団がロストしたのを、
マルイさんが呼び止め、十何人かが折り返しで戻ってきます。

僕が出くわしたのは先頭の5人ぐらいが再び合流する地点で、
みぞさん、ダイスケさんがおりましたが、
到底ついて行くことができないペース。

あとから聞くと1〜2分ぐらいロスしたとのことでした。

ふと、後ろを振り返ると
のぶひろさんの姿を発見したのも束の間。

あっという間に抜かれて行きました。
この辺りは後ろからどんどん抜かれっぱなしで氷ノ山の時と同じく
テンションだだ下がり。

しかもこの辺りはずっと階段ばかりで、
ほんと歩き続けるしかなく、また脚の疲労を強く感じしんどかった。

たまに、下り基調があってペースを上げようにも、
下りが苦手な人がおり詰まりきって上げきれず、
もどかしいこと、もどかしいこと。
そうこう思っているとまた登りの始まり始まり。

内心は、


もういやや
来年はもう出んとこ
こんなんで、モンブランなんか出れへんで
いや、トレランレース自体もう出んのいいんちゃう

というマイナス思考ばかり。

ただ、

とりあえず粘ろう。
これは予想外のことや、
自分の思いのままにならない困難に出くわした時に
感情を切替えて立ち向かう為の、
また実生活でも役立てる為の精神修行だ。

と、言い聞かせ、
折れないように維持できる範囲で走り続け、
いや、この時点では既に歩き、階段を一歩一歩登り続けていました。

またいつの地点かあやふやですが、
フジモさんと合流し、

「まだ先が長いしマイペースで行きましょう!」

との心強い呼びかけと息づかいを荒くしてまで後ろに付いてくれたので、
千切れて行くわけには行くまいしとの気持ちで何とか持ちこたえる。

4k地点で鏑木さんが後ろからやってきて、
軽い足取りで抜いて行った時も、
やめときゃいいのにと思うフジモさんの無謀な追走に笑かしてもらい、
また長い階段になるとのぶひろさんの姿が確認取れたのは折れずにすんだ理由の一つだ。

仲間が近くにおり支えられたのは本当にありがたかった。
レースが終わってから余計にしみじみと温かく染み感じる。

感謝!!

ようやく最初の最高点に到達後、下り基調に。

トレランでは下りが武器な自分としては時間を詰めたいところ。

ここで失敗を一つ。
下りで体がおもっきし上下する区間で補給をしてしまった!

補給のレーズンを口にいれ頬張ろうにもモグモグできない。
おまけに飲み込んだあとも胃酸と相まって食道、胃の中で動く動く。

吐き出せば良かったんだろうけど、
その判断もできず、これが結果のちのいつもの奴に。。。

出ました。
逆流性食道炎

下ってる最中すぐに何かモヤモヤ感が・・・


しかも、下りもすぐに終わって、エイド地点へ。


失敗した・・・
ここで補給すればよかった・・・
と、思った時は既に遅し。

やっぱりコースを知ってる知ってないで、
補給のタイミングも我慢しどころもペース配分の精神的な余裕も全然違いますな。


(エイドが7k地点、大体1時間ジャストぐらい。
5×7で35kの5時間ペースだなとこの地点で計算)


フジモさんは下りの途中でいなくなってしまい、
エイドではドリンクだけ一口もらい、補給していたのぶひろさんをパスしていく。

エイドから次のトレイル入り口まで2kぐらい?ロード区間。

履いていたinov8のベアグリップ200は全然進まない。
これも後述しますが、シューズの選択も失敗。
お気に入りのやつですが、千羽には不向きだったと思います。

下りで引き離した選手もロードで次々抜かれていきます。
が、ロードで走れないのはわかってたシューズなんで、
予想通りっちゃあ予想通り。

トレイルに再び入ります。
最初は階段があったように思い返しますが、やはり登りはしんどい。
またもや、のぶひろさんに抜かれていきます。

ただ、階段区間がすぐに終わり、
階段のない登りに。


ここから躯がやっと、そうやっと動きだした感が。
エイド後のロードでも感じだしてましたが、
いつもとほぼ同じような肉体感覚。

今まで感じてた太もも、ハムストの張り感も減り始め、
登り時のグイグイっと跳ねる感も戻りつつ、行けるかもと思い始めました。
(胸のムカムカは不安を覚えつつも)

考えるに、自転車でも言えることですが、
最初の1時間ぐらいは躯が起きておらず、その日にもよるんでしょうが、
いい感じになるまで時間がかかるということも再確認。
あとは、階段が苦手ということか・・・

調子が戻ってきた僕とは逆に、
前を走っているのぶひろさんのペースが落ちていき、
抜き返しましたが、聞くといつもとは違う膝の内側が痛みだしたとのこと。

無理しないように
と、声をかけ先を行きました。

結果、のぶひろさんは膝を痛めてしまい、
最後の7k地点ぐらいからは歩きっぱなしだったようで、
ゴール地点で見た表情は、
僕の氷ノ山リタイヤ時のそれだったんだろうなと想像させるもので、
気が利いた言葉もかけられませんでした。

故障が長引かないものであるように祈ります。



其の弐へつづく


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自己紹介:
指宿在住 36歳
10代はプロレスラーになりたくて、20代は音楽と写真に傾倒の文科系、30代で体育会系に戻ってまいりました。
2014年1月大阪より鹿児島県指宿市に移住。

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